クラウドソーシングを使わずにライターになりました


Photo by ian dooley 

2011年にライター兼翻訳家として、細々とライター業をスタートしてから、実は同じ職業の人にこれまで一度も出会ったことがありませんでした。今年に入って、初めて2名お話しましたが、一人は副業で、もう一人はすでに転職していました。

海外ではもちろんのこと、日本にも私の周りにライターをしている人はいなく、「今仕事は何してるの?」と聞かれ「ライターと翻訳だよ」と答えると、翻訳はピンとくるようですが、ライターに関しては「ふ〜ん?」という反応。

私が人生で初めてライティングをしたのは、アパレルの会社に勤めていたときです。商品の広告や紹介、求人等の文章を書いたのが最初でした。出版社以外の企業は、私のように基本は社内の人がライティングを受け持っているのだと考えていました。

twitterを始めて、世の中にはこんなにもたくさんのライターがいるのか!いつの間に!?と浦島太郎の気分で事実を知ったくらい、その道への知識は皆無だった私がどうやって専業ライターになれたのでしょうか。

専業ライターの選択肢が出てきた一つの理由

海外に移住したのは、東日本大震災の年です。私の実家は被災地。この大震災のきっかけとなる地震が発生するわずか数日前に、夫からプロポーズを受け、国際結婚で海外移住への決断をしたばかりでした。そんなつもりはなかったのに、被災の爪痕が残る地元と家族を残したまま、海外へ移住することになり、後ろ髪を引かれる思いでした。

震災発生後丸一日、私一人だけ家族と連絡が取れないという状況を経験し、突然にして天涯孤独になってしまうかもしれないという想像を必死に頭からかき消し、吐き気をもよおしながら過ごした不安な夜は、いまだに忘れられません。

海外へ移住しても、家族には頻繁に定期的に会いに行こう。人生何があるかわからない。

そう思ったことから、何がなくてもそして何かあったときには、すぐに日本へ飛んでいき期間を気にせず滞在できるよう、今後仕事を探すときは、それが可能な職種に就きたいと思うようになりました。

どうやって専業ライターになったのか?

海外の地元の企業でも比較的フレキシブルに働ける職場を探すという行動もしつつ、どうやったらいつでも日本へ帰ることができるのか?を考えたときに浮かんできたのが、フリーランスで翻訳・通訳をすることでした。そして、ほぼ同時にふと思いついたのがライティングです。

こんなにもWebサイトやECサイトがあるならば、きっとライティングだけに特化して仕事をする人もいるはずだと、検索を始めたことがきっかけでした。その当時、クラウドソーシングサービスは、まだまだ少ないうえ私は知らなかったので、@SOHOというサイトで直接契約ができるクライアントを探し、そこで実績を積んだ後、似たようなサイトを持っている会社を調べ、直接コンタクトをとり、募集はないかと問い合わせをしていきました。

気になった会社が見つかれば、その都度営業をする

そうやっていくつもの会社にコンタクトを取り、少しずつクライアントを増やしていきました。これまでにアポを取った会社は、公表するのも恥ずかしいですが。。。100社は超えています。いまでこそ、リモートワークでも受けて入れてくれる会社が増えてきてはいますが、それでも、常駐ライターかせめて月に何回かは来社できる人をと考えている会社が多いのが現状です。

完全リモートで海外在住は、不利。それがわかっていてもどこか受け入れてくれる会社があるはずだ。この仕事を職業としたい。そう思って営業をする日々でした。その当時、完全にリモートで仕事をしたいという新米ライターであった私を受け入れてくれた会社には、いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。

クラウドソーシングを使わずにここまで来た

クラウドソーシング(ランサーズやクラウドワークスなど)を使わずにライターになり良かったなと思う点は、初めの実績を作るための会社(一社のみ)以外では、妥当な私自身が納得のできる価格帯で仕事ができた点です。また会社によっては、追加で他の仕事を依頼してくださるところもあり、新たな経験を積むこともできました。

デメリットはあまり感じませんが、あえて言うなら、1ヶ月しっかりと働いた上でその後ギャラをしっかりと振り込んでもらえるのかどうかという点です。

仕事始めにはかならず契約書を結びますが、それでも万が一ギャラが振り込まれないという事態が起こってしまうかもしれません。しかし、そのことを訴えるという手段は、よほど稼いでいないと手間になるだけなので、結果泣き寝入りになる可能性の方が高いのではと思います。

そのため、信頼のできる会社をいかに見つけるかという点には、もっとも神経を使いました。

終わりに

専業ライターになるにはこんな方法もあるのです。これが、近道と考えるか遠回りと考えるかは、人それぞれ求めている方向性により変わってくるかもしれません。しかし、私にはこの方法が一番向いていて、良質で素敵な出会いにつながっているなと最近特に感じています。

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