ここにいるということ

Photo by Meriç Dağlı 

新年の挨拶をブログでしないままもう2月に入ってしまった。

遅くなってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ブログは、ライターとしてのさまざまな側面が見せることができれば、そしてお仕事を依頼してくれる方に少しでも私のことを知ってもらえればと思って始めたのだけど、それもままならないほどに忙しかった、ここ数カ月。

何をしていたのか。

Twitterでもちらっとつぶやいたけども、こちらの地元企業でも仕事をすることになったため、これまでに比べると断然忙しくなったのだ。ことの発端は、3年前に送った履歴書。

海外移住した当初はローカル企業で働きたい!と思って仕事探しをしていた。そこから、ライター・翻訳の仕事をフリーランスでするようになって、子供ができ、仕事も良い波に乗ったのでここまで続けてきた。

ライターの仕事は本当に大好きで、好きなこと・得意なこと・働くことが一致した仕事で、良いクライアントさんにも恵まれて、もうこのままできるだけ一生続けていきたいと思っていた。それは今ももちろんそう思っているし、緩やかではあるけどこの仕事を続けている。

去年末、この3年前に送った履歴書をみた企業から突然連絡が入った。まだ興味があるなら、いま人を探しているから面接に来ないか?という誘いだった。その時期は、ちょうどクライアントさんの入れ替えの時期でもあって、時間に余裕があったし、力試しの気分で面接に臨んだら、トントン拍子に決まってしまった。先ずは飛び込んでみよう!という気持ちから働き始めて、いつの間にかここまで続いている。

ライターの仕事はメインであってもサブであってもずっと続けていきたい。でも、その一方でローカルの日本人のいない企業で働き始めて気づいたことがある。

私は海外移住をしてからずっと自分の居場所を探していた。夫もいる、子供もできた。でもなんというか、私の居場所はこの土地だとは感じれなかった。新しい義理の両親、友人、場所、どれもありがたい環境なのだけど、すべてが新しすぎてなかなか慣れない自分がいた。

いつかは慣れるかな?と思ったけれど、3年経っても5年経ってもなかなか慣れなくて、そうか、まだ気持ちは日本なのかもしれない!と毎年日本へ帰国した。日本では数カ月滞在したけれど、両親もいて、馴染んだ家もあるのにそこはもう私の場所ではない気がして、とにかく宙ぶらりんな気持ちだった。

この気持ちが、今回ローカルの企業で働いたことでなくなったような気がした。単純に忙しいということもあるかもしれないけど、朝起きて、仕事先に行き、同僚と話をして、家に帰って、家族と過ごしてという日々が「私の生活はいまここなんだ」と、すとんと気持ちが落ち着いた。

これからも長く住むであろうこの土地で初めてそう思えたことはとても嬉しかった。

根を下ろす。とはこういうカンジなのだなと、この歳になって初めて実感したし、それはなかなか安心感のあるものなのだなと知った。

近い将来またライターだけの仕事をするようになっても「私の生活はいまここなんだ」と感じられるように、根を下ろしているという感覚をしっかりと味わいながら日々を過ごしたいと思う。

2018年の抱負はこれに決まり。




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